今日で活動休止の嵐 その歌詞から気象予報士が「天気」を分析

嵐の楽曲400曲以上から、気象予報士の千種ゆり子さんが「天気」についての言葉を分析。

■第3位:『カイト』

米津玄師さんが作詞・作曲した『カイト』は、NHK2020ソングとして誕生。

カイトが揚がる空は、どんな空なのだろう? 春霞の広がる空なのか、プカプカわた雲が浮かぶ夏の空なのか、空高い所にすじ雲が広がる秋の空なのか、冬晴れの冷たい快晴なのか。気象予報士は、色んな空を想像して、何度も何度も聞いています。

新国立競技場

こちらは、2020年に東京オリンピックの開会式が行われるはずだった国立競技場。

米津さんがこの曲を作った頃には、世界がこんな状況に陥るなんて想像できなかったでしょう。だからこそ、このカイトという曲には、空にあがる凧のように、これからも高く高く飛んでいってほしいと思います。


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■第2位:『COOL & SOUL』

収録されているのは2006年リリースの6thアルバム『ARASHIC』。ジャケットには、後ろに世界地図を背負ってふてぶてしい表情で記者会見を行うメンバー5人の姿があり、かっこいいアルバムです。

そんなアルバムの中でも挑戦的な歌詞になっている『COOL & SOUL』。ガツガツした上昇志向を感じさせる歌詞です。

「風たちがこっち向いてきた」「強い風が背から吹いてきた」

風に“たち”を付けているのは、ファンの人たちが嵐の背中を押してくれているということを言っているのでしょうか。“嵐”、”暴風雨”、“強風”と、勢いを感じさせる言葉が多く、今よりも更に激しいムーヴメントを起こしていくんだという意思が歌詞から感じられます。

アルバムリリースの2年前・2004年の24時間テレビ。相葉さんは「トップになりたいって夢、絶対叶えようね」と語っていました。嵐はもっともっと上を目指すという強い思いを抱いていて、その思いはこの曲にも表れていたのかなと思いました。

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■1位は「予報士」という言葉が出てくるあの曲