『鬼滅の刃』禰豆子を背負う炭治郎の負担を専門家に聞いてみると…

現在大ヒット中の『鬼滅の刃』。その主人公・竈門炭治郎には意外な苦労があった…?

2020/12/31 07:20

■禰豆子を運ぶのはアウト

この疑問を受け、今回記者は医学的なリハビリの専門家である20代女性の理学療法士に取材を実施。炭治郎の体にかかりうる負荷について聞いてみることに。

何かを背負う状態では、体を後ろに反る角度と腹筋の筋活動が増加するらしく、「61kgの炭治郎が45kgの禰豆子を背負うには、約73%もの負荷量がかかる」と指摘。厚生労働省が定める『職場における腰痛予防対策指針』において、満18歳以上の男子労働者が人力による重量物を取り扱う作業を行う場合、重量制限は体重の40%以下と定められているため、「鬼殺隊を職場として捉えるのであればアウトですね…」と語った。


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■炭治郎には想像できないくらいの痛みが…

また労働基準法第62条では、満16歳未満が継続して持てる重さが10kgと設定されているため、こちらも大幅にアウトということになる。鬼殺隊は想像以上にブラックな職場と言えるのかもしれない。

女性によると、炭治郎の腰には「骨が折れるほどの負荷がかかっているが、鍛え上げられた腹筋によりギリギリで支えられている」とのこと。腰には「想像できないくらいの痛みが走っているに違いない」と解説した。

炭治郎は、そんな痛みも長男だから我慢できるのだろうか…妹のために身を削ってでも守っていることがよくわかる。こうした炭治郎の一生懸命なところに読者は惹かれるのかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・北田力也

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