「もうやめなさい」にカッとなった29歳ゲーマー息子 継父を刺殺し母親は重傷
実家住まいの29歳ゲーマー男が、注意されてカッとなり、親を刺し殺した。甘やかして育ててしまったのだろうか。
もうすぐ30代になろうとしているゲーム中毒の男が、同居している親に「もうやめなさい」と注意され、反省するのではなく、怒りの感情を爆発させたという。恐ろしい事件の話題を、米国メディア『CLICK ON DETROIT』や英国メディア『The Sun』などが報じている。
■両親の寝室でゲーム
事件は12月11日、アメリカ・ミシガン州マディソンハイツの民家で起きた。
その家の息子であるクリストファー・マッキーニー(29)はその夜、両親の寝室に入り浸り、テレビゲームに夢中になっていた。寝る準備をしていた両親が、「もうゲームをやめて、部屋から出ていって」と声をかけたところ、息子は気が狂ったように怒鳴り返してきたという。
■叱られた腹いせ
マディソンハイツ警察のコーリーヘインズ署長が行った発表では、叱られて激高したクリストファー容疑者は、まず母親(66)の顔を殴って鼻の骨を折り、続けて母親の再婚相手である継父(71)を数発こぶしで殴っている。
継父は防衛のために台所から包丁を持ってきたが、それを奪い取ると、母親と継父をその場で刺したという。
意識があった継父は、到着した警察官に事件について説明するなどしていたが、その4日後に死亡。母親は幸い一命をとりとめたと報じられている。
■逮捕の瞬間も反抗
クリストファー容疑者の逮捕時の様子について、近隣住人はメディアの取材に「真夜中に警察が到着した。玄関先に横たわっていたクリストファーは全身が血だらけで、壁、天井、玄関などあたり一面が血まみれだった」と話している。
同容疑者は逮捕されそうになると、唾を吐いて警察に抵抗し、救急隊員にも襲いかかっていた。これにより殺人、殺人未遂のほか、公務執行妨害の罪にも問われる予定だ。
■ゲームは時間の無駄?
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女2,168名を対象に調査したところ、全体の42.9%が「スマートフォンゲームは時間の無駄」と回答した。
テレビゲーム以上に、気軽にできるスマートフォンでのゲーム。気分転換や友達との娯楽でゲームを楽しむのはいいが、何事もやり過ぎ、のめりこみ過ぎは禁物だ。
また近年では、オンラインゲームに小児性愛者が紛れ込み、子供たちと接触を図ろうとすることも問題視されている。「何らかの法規制や対策が必要」という声は、ますます増えているようだ。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)