オンライン授業中にあらぬ音声と恍惚の表情 生徒の苦情で男教師を調査へ
「あの先生の変態ぶりは今に始まった話ではない」と話す生徒たち。しかし、まさかオンライン授業中に怪しい動きを見せるとは、誰も思わなかったようだ。
その人が画面で何を閲覧しているのか、正面からはまず分からないパソコン。だが、眉をひそめたくなるような音声が漏れ、表情が微妙に変化していったら、鑑賞しているものの内容を疑いたくなる。
まさにそんな行動をとった男の教師は、果たして白か黒か。興味深い話題を、米国のメディア『Sun Sentinel』『NEW YORK POST』などが伝えている。
■オンライン授業中に…
米国・フロリダ州ブロワード郡のハリウッド市にあるサウスブラワード・ハイスクール。現在、この公立高校でグローバル教育を担当するマイケル・ブリーゼクという53歳の男の教師について、パトリシア・ブラウン校長と郡教育委員会の特別調査班が調査を行っている。
教師について、SNSで生徒たちが「オンライン授業中に奇妙な雰囲気を漂わせている」という話題で炎上していることを知り、詳しい聞き取りが行われたのだ。
■女性のあえぎ声と怪しい表情
一部の生徒により問題の動画はSNSに2本もアップされ、拡散していた。音声を周波数で解析するソフトを駆使し、それに一致するアダルトビデオ作品を探り当てる者まで現れている。
調査でわかったのは、オンラインでの授業中、かすかながら女性の喘ぐような声が聞こえ、教師が怪しい表情になったこと、彼が以前から生徒たちの間で「変態」「ドスケベ」などと呼ばれていたことだ。
さらに生徒たちは、この教師が過去にも不適切な発言をし、生徒に性的な接触を図ろうとしたことを訴えたという。
■「SNSではなく電子メールで」
芳しくない話がSNSにどんどんあがる状況に、苛立ちを募らせたブラウン校長。生徒たちには「この深刻な問題にきちんと対処するためにも、情報などは私に電子メールで直接連絡してください」と強く訴えている。
勤続20年で、年収は日本円にして約580万円だったブリーゼク。現在は休職の扱いとなっており、調査の結果を踏まえて進退が決まるだろうという。
■教師から性的な視線を感じたことは?
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,732名を対象に調査したところ、「学生時代に教師から性的な視線を感じたことがある」と回答したのは、全体の5.3%だった。
注目したいのは、女子中高生が含まれる10代女性の6.7%より、20代男性のほうが8.2%と高い割合を示したことだ。
ターゲットになるのは女子だけではない。性的な視線を感じとって不快な思いをする、もしくはしたことがある男子は、人々が想像する以上に多いのだろう。清い教育の場であるべき学校。教師がその良き手本を示してほしいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10代~60代男女1,732名(有効回答数)