8歳息子が救急車呼ぶも当局が痛恨のミス 死亡した女性の遺族が提訴

ママを助けてほしい。その一心で幼い息子が通報したが、救急車の手配はなかなか進まなかった。

救急車
(gyro/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

倒れてしまった母親を見て驚いた息子が、「救急車をお願いします」と通報。正しい情報を伝えたにもかかわらず手遅れになったことを、『METRO』など海外メディアが伝えている。


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■倒れた40代女性

米国・ミズーリ州カンザスシティで暮らしていた40代の女性が、2019年7月に自宅で体調を崩した。

看護師として勤務していた女性は、自宅での回復は困難と判断し病院に行こうと決意。だがそのとき家には子供たちがいたため、女性は「不安な思いをさせてはかわいそう」と考えた。そこで救急車を呼ばず病院まで運転しようと考えたが、車に乗る前に意識を失い倒れてしまった。

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■幼い息子が通報

女性が倒れたことに気づき驚いた息子(8)だが、この子は過去に救急車の呼び方を教わり、それをしっかり覚えていた。

そこで女性を救うため慌てて通報し、1分ちょっとで正しい住所をオペレーターに伝達。しかしオペレーターはその情報を信じず、「外に出て、おうちの番号を確認して」「郵便物を見て住所をチェックして」などと指示した。

そうしている間に息子は混乱し、一度は誤った情報を提供。すぐに訂正したがその間にも女性は弱り、やっと病院に搬送されたときには手遅れの状態だった。

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