サンタ役がスーパースプレッダーか 訪問した介護施設で75名が新型コロナ陽性

クリスマスを前にサンタとの交流を楽しんだ施設入居者らが、新型コロナウイルスに感染した。

マスクするサンタ
(Andrii Lysenko/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化し、多くの人が不安を抱えて過ごしたこの1年。その暮れが迫り、ある介護施設をサンタクロースが訪問。直後に多くの入居者の新型コロナ感染が明らかになったことを、『METRO』など海外メディアが伝えている。


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■サンタが施設訪問

クリスマスも近づく中、ベルギーにある介護施設でクリスマスの行事が開催された。入居者の息子がサンタ役に選ばれ、同施設を訪問。新型コロナウイルスの感染拡大予防のため個室をまわることはせず、共用エリアで約150名の入居者たちと交流した。

その際も、サンタはなるべく入居者らと密な接触をしないよう努め、プレゼントの手渡しもしなかったという。しかし訪問終了後に体調を崩し、検査を受けることになった。

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■70名以上が新型コロナ陽性に

検査の結果、新型コロナウイルス感染が判明。施設職員と入居者らも検査を受け、75名の感染が確認された。

そのうち61名が入居者で、残る14名が職員。多くが無症状だというが、以前から緩和ケアを受けていた入居者1名が亡くなり、重症患者も1名出た。重症患者については、施設で酸素吸入を受けているという。

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■当局の反応