「絶対にパクられないチャリ」が爆誕 意外すぎる誕生秘話もユーモア満載だった
もはやガードレールの自転車が話題。製作者に話をうかがうと、まさかの人物が関わっていたことが判明。
2020/12/16 08:00
■本物のガードレールと比べると…
ネットのコメントにもあったように、全体的に緑色でイチョウのマークが付いているデザインは、東京都内を走る都道府県道沿いに発見できるタイプで、一番オーソドックスなものである。
「本物のガードレールにどれほど似ているのか…」と考えた記者は、都内の道路でガードレールを調査。イチョウマークのデザインのものと、じっくりと見比べても似ていることが分かる。両端にある、黄色のテープのような部分まで再現していたことに驚かされた。
■自転車を作った理由を聞いてみると
なぜこの作品を作ったか、製作者のよねもとさんに話を聞くと、「4年程前、片桐仁さんと乙幡啓子さんのイベント『また、つまらぬものを作ってしまった』(ものづくりで大喜利するイベント)で披露させてもらった作品です。自分自身、自転車をよく盗まれていたので、いかに盗まれないかを面白おかしく考え、このガードレールに擬態するアイデアが浮かびました」とのこと。
最初はアイデアをイラストに起こしただけだったが、イベントを主催する2人に笑ってもらいたい一心で、実際に作ってしまったのだ。ガードレールの主な部分はホームセンターの部品で作成、イチョウの曲線部分は、乾燥して固まる粘土を使うというこだわりぶり。気になる自転車部品はネットオークションで集めて、緑色のスプレーでコーティングをしたようだ。
一ヶ月の製作期間を経てイベントで披露したところ、もちろん大盛りあがり。ちなみに、数メートルなら進むが、実際に乗り回すことはできないそう。
今回話題となった、よねもとさんのユーモアがふんだんに詰まった自転車に、心を動かされた人も多いのではないか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)