母親黙認の虐待で3歳男児が死亡 内臓破裂させた継父に12年半の実刑判決
腹を蹴られ、長いあいだ激痛に苦しみ泣きながら旅立った3歳児。母親はそれでも嘘をつき、暴力的な継父を守ろうとした。
■内臓破裂が明らかに
男の子は長時間苦しんだとみられ、拳をぎゅっと握り、泣きながら目を開けた状態で死んでいた。腹は腫れあがっており、搬送先で確認したところ、内臓が破裂していることが明らかになったという。
警察に事情を聴かれた母親は継父をかばい、「あの子はブランコから落ちたんです」などと供述。しかし殴られてできたケガは隠しようがなく、しばらくして真相を打ち明けた。
■継父に下された判決
男の子に重傷を負わせ死なせた継父は、「暴力をふるったが、死なせる気はありませんでした」「すべては酒のせいなんです」と証言。それでも実刑は免れず、12年半の服役を命じられた。
母親の有罪が確定した場合、そちらには罰金の支払いと、最長1年の実刑判決が下される可能性がある。地元の役人たちは、冷血な母親に激怒。親としては失格とみなし、親権を取り上げることを検討しているという。
隣人らも虐待には気付いていたといい、「継父には愛情のかけらもなかったはず」と話しているが、それでも男の子を救う人はいなかった。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)