愛犬の頭をガブリと襲った巨大クマに見事なタックル 飼い主の愛が勝利
巨大クマに襲われている愛犬を守るため、必死に戦った飼い主。3時間半もの大手術の末、愛犬は見事に回復しているという。
愛らしく癒しを与えてくれるペットは、大切な家族の一員だ。そんなペットが危険にさらされていたら、あなたは命を懸けてでも助けることができるだろうか。
米国・カリフォルニア州で暮らす男性が、愛犬を襲った巨大なクマを、見事なパンチとタックルで撃退した。英米のメディア『The Sun』『CBS Sacramento』などが報じている。
■体重159キロのクマが愛犬を…
「感謝祭の前日、自宅の外から愛犬の妙な唸り声が聞こえてきた」とメディアの取材に話したのは、米国・カリフォルニア州ネバダ群のグラスバレーという町に暮らすケイレブ・ベンハンさん。
急いで外に出てみると、愛犬のバディが黒い巨大なアメリカクロクマに襲われていた。なんと頭からガブリと噛みつかれていたという。
■無我夢中でタックル
バディは体重約41キロのピットブル。ケイレブさんはこの犬を、犬の保護施設から数年前に引き取っていた。「バディはぼくの親友。助けることに迷いはなかったよ」と話している。
クマに向かってタックルし、すかさず喉にしがみついたケイレブさんは、ひたすらクマの顔面と目元にパンチをし続けた。愛犬は何とかクマの口から解き放たれたが、目元には深い切り傷、頭部にはクマの噛み跡がはっきりと残るなど、重傷を負った。
■愛犬バディの容態は?
出血もひどく、瀕死の状態だった愛犬バディ。もはや時間との戦いだったにもかかわらず、ケイレブさんによれば、診察してくれる獣医はなかなか見つからなかったという。
新型コロナウイルスに感染している犬や猫も少なくない今、血液などに触れることを警戒する医師は多い。受け入れてくれる獣医がやっと見つかり、3時間半以上をかけたバディの大手術はなんとか成功。今はぐんぐんと回復を遂げているという。
■クマは最強の猛獣
日本でもクマが人里に出没し、農作物を食い荒らしたり、人や小動物を襲ったりすることが近年増えており、そうした地域に暮らす方、レジャーなどで出かける方は市町村の情報に十分な注意が必要だ。
もしもクマに遭遇し、気づかれてしまったら「死んだふり」は無効。両腕をゆっくりと大きく振るなどして、自分をできるだけ大きな怖い生き物に見せることを試みる。最終手段としては、非常に高価だが、クマ専用のジェット噴射式唐辛子スプレーも販売されているという。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)