話題沸騰のビタミン注射後に男性歌手が急逝 嘔吐と脚の激痛を訴える
SNSを通じて、大きな注目を集めているビタミン注射。しかし、疲れを感じるたびにクリニックに通うのは危険だ。
米歌手のマドンナがコンサートで来日した際、「疲労回復のため」と言い、お尻に打ってもらったことで話題になったビタミン注射。今やスポーツ選手、歌手、タレント、モデルにもビタミン注射のファンが大勢いるが、それは100%安全と言えるのだろうか。
■妻と2人の子を残し急逝
11月28日、メキシコの人気歌手ジェリー・デマラ(本名:ジェラルド・デマラ)さんが、妻と2人の子を残し急逝した。まだまだ活躍が期待される42歳の若さだった。
ジェリーさんは有名オーディション番組のメキシコ版となる『The Voice』から生まれ、ラテン系グラミー賞にノミネートされたこともある実力派歌手。妻のクラウディア・プラセンシアさんが同30日、SNSを通じて突然の死を報告し、大勢のファンが悲しみに暮れている。
■嘔吐と激痛で動けず…
ジェリーさんは、レコーディングやコンサートなど精力的な音楽活動を続けるなか、ハリウッドセレブの間でも話題のビタミン注射による疲労回復法が気に入ったという。疲れを感じるたびにクリニックに向かい、お尻に打ってもらっていた。
亡くなった当日も注射してもらっていたが、今回はしばらくすると嘔吐が始まり、針を刺した部分と脚に激痛が走り、動けなくなったという。
■クセになっていた可能性
国境を超えた米国・カリフォルニア州のブロウリーにある、パイオニアーズ・メモリアル病院に緊急入院となったジェリーさん。クラウディアさんに6時間にわたり「耐えがたい激痛だ」と訴え続けた末、息を引き取った。
現在、死因に関する調査が進められているが、直近に打った3本のビタミン注射について、2日連続などと間隔が短かったことが判明。「疲れたら即ビタミン注射」がクセになっていた可能性があるようだ。
■新しいものに飛びつく傾向
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,789名を対象に調査したところ、「新しいことを始めるには勇気がいる」と思っている人は全体の66.6%。すべての世代で女性のほうが慎重であることを感じさせる結果となった。
新しいものが大好きな有名人たちは、疲労回復効果があると聞くと何でも試し、その情報をSNSで広めていく。こうしてビタミン注射の話題も沸騰したが、ジェリーさんの突然の死に「何かにすぐに飛びつくのはやはり危険だ」といった声も出始めているようだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10代~60代の男女1,789名 (有効回答数)