「こんな時間に非常識だ!」 大ボリュームで音楽を聴く19歳男性を40代男が殺害

ほとんどの人が眠っている時間帯に放たれた大音量の音楽。苦情を入れた40代の男は、口論の激化により冷静さを失ってしまった。

2020/12/05 13:30

騒音
(Sorapop/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

古今東西を問わず起きている「騒音」が発端となった事件。多くの人が眠っている深夜や早朝のそれは、確かに非常識で迷惑な行為だ。ある殺人事件の話題を『NEW YORK POST』や豪メディアの『7News』が報じている。


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■未明のホテル駐車場で…

米国・オレゴン州ジャクソン郡のアシュランドという町で11月23日午前4時半頃、大音量で音楽を聴いていたエイダン・エリソンさんという19歳の男性が銃殺された。

現場はホテル『ストラトフォード・イン』の駐車場。警察はその後、このホテルに宿泊していたロバート・ポール・キーガンという47歳の男を、第二級殺人容疑で逮捕した。第二級殺人は、殺意はあるものの計画性がない犯行に適用される。

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■「こんな時間に非常識だ」

キーガン容疑者は、駐車場の一角で大音量で音楽を聴いていたエリソンさんの元に向かい、「こんな時間にうるさい」と苦情を入れた。しかし口論になり、激高した同容疑者はコートから拳銃を取り出すと、エリソンさんの胸に至近距離から発砲した。

エリソンさんはホームレス。またキーガン容疑者は山火事の被害に遭った地域の住民で、3歳の息子を連れて同ホテルに滞在していた。父親の逮捕・拘留により、息子は祖父母が世話をしているという。

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■容疑を全面的に否認

起訴内容に銃の不法所持、ホテルのほかの宿泊客を危険にさらした罪も加わったなか、11月24日にキーガン容疑者は裁判所に出廷。しかし非常識な大音量の音楽こそが事件の発端だと主張し、罪状認否では容疑を全面的に否認した。

身柄は現在ジャクソン郡拘置所にあるが、保釈保証金の設定はなされていない。来年2月21日に再びの出廷を命じられている。


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■騒音で苦情を言われたことは?

しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女2,168名を対象に調査したところ、「近隣住民から騒音で苦情を言われたことがある」と回答したのは全体の16.1%だった。

性年代別では、若い世代の男性で高い割合を示している。友達を自宅に呼んで、深夜まで騒ぐことなどがあるからだろうか。

近隣住民から騒音で苦情を言われた経験者の割合

ある程度の生活音は我慢するものの、騒音ともなればかなり不快。口論などを避けるためにも、お互いマナーを守りながら暮らしたいものだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2020年7月3日~2020年7月7日 
対象:全国10代~60代の男女2,168名(有効回答数)

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