GoToトラベル利用自粛の呼びかけに困惑の声 小倉智昭は激昂
国と東京都は、65歳以上と基礎疾患を持つ人のGoToトラベル利用自粛を呼びかけると発表。
2日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、高齢者と基礎疾患がある人に対して、東京都発着のGoToトラベル利用自粛を呼びかけたことについて特集。番組MCの小倉智昭のコメントに、注目が集まった。
■都民からは疑問の声
1日、菅義偉首相は小池百合子都知事と面会。その後の会見で「小池都知事からGoToトラベルについて、65歳を超える高齢者の方々、基礎疾患をお持ちの方々の利用の自粛を呼び掛けたいとの要請があった」と説明。都の対応に理解を示した上で、「国と東京都がしっかりと連携し、感染拡大を何としても阻止することで一致した」と語った。
番組が東京都民に取材を行なったところ、「なんで年齢制限するんだろう」「65歳以上の人は外に出るなってこと?」「65歳で切るのはおかしいと思う」といった疑問の声が寄せられていた。
■小倉が叫ぶ
また番組では、シニア向けのスキー旅行を企画していた旅行会社にも取材。その企画の参加者の9割が65歳以上らしく、開催できるかはまだわからないとして、「キャンセル料の補填をしっかりしてくれるのか…」と嘆いていた。これを受け、小倉は「なんで65歳以上なんだよ!」と叫ぶ。
今回の自粛要請について、昭和大学客員教授の二木芳人氏は「自粛対象の方々は十分に自粛している」と説明し、「かなり限定的な効果に留まるんじゃないかな」と指摘していた。
■視聴者からは困惑
社会学者の古市憲寿氏は、高齢者の旅行よりも年末年始の帰省に不安を感じている模様。「GoToを利用して実家に帰る。そこで高齢の親戚や親に会うほうが危険性が高いのでは」と語った。
今回の放送を受け、「微妙な止め方するならGoTo自体を停止したほうがいいのに」「正直、65歳以上の線引きが曖昧な気がする」「今後、違う地域も停止になる可能性があるって考えると旅行には行けないな…」など、視聴者からの困惑の声が多数寄せられている。
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(文/しらべぇ編集部・北田力也)