「スマホケース壊されカッとなった」 よその2歳男児を棒で殴打した女を逮捕
加害者である女にも、様々なことをして親を嘆かせた時期があるはずだが…。
2歳ぐらいまでの乳幼児は、悪戯のつもりではなくても物を落とし、曲げ、割り、壊してしまうことがある。なぜそれを、せっかんとも呼ぶべき手荒い体罰で叱る必要があるのだろうか。
残虐で我慢がきかない性格の女が起こした、ある暴行事件の話題を『La Voz de Bolivia』『Mirror』などが伝えている。
■痛ましい写真がSNSに
サンタクルスの郊外となるボリビアのワルネスという村で、2歳の男児に対し、棒や硬鋼線で激しく叩くなどの暴行を働いた女2名が逮捕された。
主犯の女は男児が家族と暮らすアパートの大家の姪で、男児と血のつながりなどはない。警察は”リゼス”という名前だけを公表している。
■カッとなり手に凶器
事件当時、男児の世話は13歳の姉が見ていたが、目を離した隙に男児はリゼスの所持品に触れ、クレジットカードとスマートフォンのケースを壊してしまった。
リゼスはそれを見てカッとなり、一緒にいた知人の女とともに、棒や硬鋼線などを手に男児を執拗に痛めつけた。犯行は姉も目の当たりにしており、大変な恐怖から情緒不安定な状態が続いているという。
■過去にも幼児に暴力
体中に何本もの赤いミミズ腫れが生じ、激痛で泣き叫ぶ男児の写真は、インターネットでただちに拡散。ボリビア政府のエドゥアルド・デル・カスティーヨ内務大臣も、SNSでその痛ましい写真を確認したひとりだ。
この事件に関し、社会保障局が「リゼスは過去にも幼い子供たちに暴力をふるうなど、二度の逮捕歴がある」と明らかにすると、内務大臣は「警察はこの事件を徹底的に捜査するように」とのメッセージを発信している。
■女のほうがカッとなりやすい?
しらべぇ編集部が全国10~60代の男女1,733名を対象に調査したところ、全体の29.9%が「最近怒りを抑えられなくなった」と回答した。
また性年代別では、男性の27.0%に比べて女性のほうが32.5%と割合が高く、30代の女性が42.4%。20代の女性が39.3%と、公私にわたり忙しい年代の女性に多いこともわかる。
幼い子の相手をする時は、愛情や心の平静が必要なことは十分に理解している。しかし予期せぬことをされたり、被害が及んだりすると、ついカッとなって声を荒げてしまい、それを後悔することも…という女性は少なくないようだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10代~60代の男女1733名 (有効回答数)