デートした男性の肉を食べた疑い マッチングアプリ利用の数学教師を逮捕
マッチングアプリのプロフィールから、その人物の危険さ、怪しさを見抜くことは極めて難しい。
同世代の男性で職業は教師、性的嗜好も一致する。そんなプロフィールに魅かれ、ネットでのチャットもはずみ、ついに彼とデートすることになった1人の男性。しかし、とんでもない事件に巻き込まれてしまったようだ。
■公園に捨てられた人骨
ドイツ・ベルリン北部の町ブーフで、このほど数学の教師をしていた41歳の男が殺人および死体損壊の容疑で逮捕された。
今月8日、ブーフのある公園で人の脚の部分とみられる骨が発見され、通報を受けた警察が出動。DNA型鑑定を経て、骨は今年9月5日から行方不明となっていた、ステファン・トロギッシュさんという44歳の電気工事士の男性のものと判明した。
■警察犬お手柄
トロギッシュさんが何らかの事件に巻き込まれたものとみて、警察は捜査を開始。嗅覚の鋭い警察犬を伴って市内を捜索したところ、あるアパートの前で犬が強い反応を示した。
続いて警察は、数学の教師をしているステファン・Rという41歳の男の部屋について強制捜査を実施。そこでトロギッシュさんのものとみられる血痕、骨、および、遺体を切断したとみられるノコギリが発見され、緊急逮捕となった。
ドイツでは個人情報保護法により、容疑者の氏名が完全に明らかにされることはないという。
■カニバリズムに強い関心
同性愛者であるトロギッシュさんとR容疑者の2人は、マッチングアプリで知り合って意気投合し、デートするようになっていた。
アパートの室内からは、R容疑者がカニバリズム(人肉嗜食)に強い関心を持っていることを示す複数の証拠が押収されており、警察はこの男がトロギッシュさんを殺害して遺体を切断し、肉を調理して食べたものとみて厳しい取り調べを続けている。
■アプリでの出会いに抵抗は?
しらべぇ編集部が全国20〜60代男女1,363名を対象に調査したところ、「アプリでの出会いに抵抗がある」と回答したのは全体の52.8%だった。
抵抗感を示す女性が30代から一気に増えるのは、身の危険を感じさせる怖いエピソードを1つ、2つ耳にした結果と言えるのかもしれない。
広い範囲から気軽な出会いを、と考える人たちに支持されているマッチングアプリだが、安全はまったく保証されていないことを忘れてはならないようだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国20代~60代の男女1,363名(有効回答数)