子供たちの目の前で妻を殺害 DV男に下されたのはわずか3年の実刑判決
妻に腹を立てた男が、子供たちの目の前で凶行に及んだ。子供たちは母親の死を理解できず、「ママ、起きて」と遺体にすがった。
■遺体にすがった子供
女性の死亡を確認した男は、遺体の写真を撮影し複数の友人に送付。「こいつ、また泥酔しているんだ」などと伝え、隠ぺいを図った。
しかしその後、隣人がアパートを訪問。「ママ、お願いだから起きて」と呼びかける5歳の息子、そして息をしていない女性をみて驚き、あわてて通報した。
そのまま身柄を確保された男だが、その後に捜査にかかった時間は、なんと1年。女性が心臓発作を起こしていたため「殺人とはみなされないのでは?」とも報じられたが、現場にいた息子は関係者に暴行の様子を激白。
「ママは新しいパパに殴られたの」「そのまま起きなくなっちゃった」と話していたという。
■遺族の怒りは大きく
11月11日には裁判が開かれ、男は懲役3年の実刑判決を言い渡された。「殺すつもりはなかった」「しかし結果的に暴行で死なせた」と判断されたというが、この判決に遺族はひどいショックを受けた。
女性の父親は、「生ぬるいにもほどがある」「あいつは床に流れた娘の血を拭いてまで隠蔽しようとしたのに…」とコメント。不服を申し立てる予定であることも明かした。
新しい夫、そして子供たちと共に幸せな人生を送りたい。そう願っていた女性は、最愛の子供を虐待される苦悩を経て、男の暴力により命を落としてしまった。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)