6人の子のためリスクある職場で働いた父 段ボール圧縮機でつぶされ壮絶死

リサイクル工場の職員になり、低賃金にもかかわらず黙々と働き続けた男性。その死について、詳細が明らかになった。

段ボール圧縮
(Image Source/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

ある工場で働いていた男性が、仕事中にあまりにもむごい亡くなり方をした。子だくさんの男性は、お金を稼ぐためがむしゃらに働いていたというが、職場で用いる機械についてはよく知らなかった可能性が高い。


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■必死に働いた男性

英国で暮らしていたある男性(36)には、子供が6人いた。

不法移民だった男性は読み書きもできなかったというが、リサイクル工場の仕事を見つけ、まじめに働くように。週に6日、1日に11時間も働いていたというが、時給はわずか数百円だった。

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■機械に押しつぶされ死亡

リサイクル工場で働き始めてから、約3年が経過。2016年10月12日にも男性は工場に行き仕事を始めたが、その日は大型の段ボールベーラー(圧縮梱包機)の調子が悪くなってしまったという。

いつもより多くの段ボールを入れたことが原因だったとみられ、男性はすぐに詰まりを解消しようと試みた。そのとき、ふらついたのか機械内部に倒れ込んでしまい、完全には停止していなかった機械がいきなり作動して、男性を一瞬で押しつぶしてしまった。

周囲にいた人たちが気付き駆け寄ったときには、すでに手遅れだったという。

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