柿と牛乳は「混ぜるだけでプリンになる」と話題に その秘密を生産者に直撃

シーズン真っ盛りの富有柿が華麗に新スイーツに変身。その作り方とは…

柿プリン
(画像提供:JA全農岐阜)

日本有数の柿産地である岐阜県の名産・富有柿(ふゆうがき)が、最盛期を迎えている。果肉が緻密で、口の中に入れるととろけてしまい甘柿の王様と言われる、富有柿を使ったプリンが今話題だ。


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■ミキサーを全集中スイッチオン

JA全農岐阜は、公式アカウント上でそのレシピを公開。富有柿1個と牛乳100ccをミキサーに入れて、全集中スイッチON。その後混ぜたものを冷やすだけで、プリンに華麗に変身する。

返信欄には、「貴重な情報ありがとうございます」などといったメッセージが寄せられている。ではなぜ、柿と牛乳だけで固まるのだろうか。

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■柿の持つ成分のダブル作用で変身

これには、柿に含まれるペクチンの作用が影響している。ペクチンは、かんきつ類やりんごなどの果皮に含まれる天然のゲル化剤。ジャムを作る際のとろみ付けとして使用されている。

ペクチンには「LMペクチン」と「HMペクチン」の二種類あるが、柿にはLMペクチンが含まれている。また、LMペクチンの特徴はカルシウムやマグネシウムに反応して固まること。

まず、LMペクチンが牛乳のカルシウムと反応することで凝固する。さらに柿に含まれる渋み成分・タンニンも同様にカルシウムと凝固。この柿の持つ成分の「ダブル作用」で、柿プリンという新しいスイーツに生まれ変われるのだ。

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■柿専門農家も新スイーツを紹介