勉強がイヤで家出した少年 映画を参考に誘拐事件をでっち上げ

勉強、勉強と親に何度せっつかれても、どうしてもやる気がでなかった少年。しばらく悩んだ末に、家出を決意した。

勉強
(Jack/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

まるで勉強には興味がないにもかかわらず、親からは「まじめに勉強しなさいよ」と叱られてばかり。そんな生活にうんざりした少年が、家出を決意。自由に暮らすため、親からお金をだまし取ってやろうと思いついた。


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■勉強が嫌いな少年

インド・ベンガルールで暮らす少年(16)は、勉強が嫌いだった。しかし両親は少年が学習に打ち込むよう願い、「ちゃんと勉強しなさい」と厳しく指導。たびたび机に向かうことを強いたという。

そのような暮らしに嫌気がさした少年は、11月6日に「ちょっとコピーを取りに行ってくるよ」と言い残して外出。そのまま電車やバスを乗り継いで家から離れた場所に行き、宿泊できる場所を見つけてチェックインした。

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■身代金を要求

どんなに待っても、息子が帰ってこない。心配した両親が「うちの息子が行方不明になりました」と通報し、警察に捜索を求めた。

その頃、少年は「お金が必要だ」「そうだ! 誘拐事件に巻き込まれたふりをして、親のお金をだまし取ってやろう」と考えた。そして拘束されている被害者になりきって自撮り写真や動画を撮影し、両親のチャットアプリにメッセージを添えて送り付けた。

少年の写真・動画を見た両親は、「息子を返してほしければ身代金を払え」という内容のメッセージを読み愕然。誘拐事件が起きたと信じ、警察に急ピッチでの捜索を要請した。

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■身柄を確保された少年