10数年ぶりに黒レザーブーツ流行も「最悪なトラブル」続出に怒りの声
2020年の秋冬は数10年ぶりに黒のロングブーツがブーム。一方で、今年ならではの問題点も…。
■靴専門店の店主はどう見る?
東京・渋谷のレディスシューズショップの女性店長に話を聞いた。
「うちは革製品がなく、黒ブーツはほぼ合皮製。購入したブーツを手入れするため除菌用アルコールを噴霧していたら、後日変色していたという例も確かに聞いたことがある。おそらく表面に使用されていた処理剤が溶けるのだと思います」とその現象について説明してくれた。
その上で「ブーツだとエナメル製品も相性が悪く、表面の光沢が消えてしまうこともある。スタッフも常に手の除菌を行うため、商品取り扱いには十分気を使っていますよ」と内情も。
ちなみに合皮ブーツのケアについては「東急ハンズなどでは合皮クリーナーというのが売っていて、素材を傷めることなく汚れを除去できるのでオススメ。消毒用アルコールには触れさせないことも大事です」とアドバイスしてくれた。
■そもそもナイーブな素材
特殊な生地を扱う専門店のスタッフは「合皮は湿気厳禁。保管方法にも気を使います。衣装など作った場合でも、着用してすぐしまわず、乾燥剤と一緒に保管するなどケアが重要なんです」と、そもそもナイーブな素材であることを説明する。
ブーツは湿気が溜まることが多く、シーズンが終わった後しっかりケアしておかないとカビなどが発生することもある。また水濡れも大敵。コロナが流行っている間は、さらに除菌アルコールも警戒する必要があるようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)