警察車両が時速230キロで大疾走 タダならぬ理由に「シビレた!」の声
それほどの猛スピードでは、ドライバーの命を危険にさらす可能性もあったはずだが…
高速道路を疾風のごとく駆け抜け、周囲の車を唖然とさせた1台のスーパーカー。ボディには大きく警察と書かれていたが、カーチェイスをしている様子はなかった。その理由はいったい何だったのか…。
■高速道路を疾風のごとく…
今月5日、イタリアの警察によりツイッターの公式アカウントに投稿された1本の動画が大きな話題になっている。
ヴェネツィアに近いイタリア北部の町パドヴァから、500kmも離れたローマに向かって、高速道路を疾風のごとく駆け抜けた1台のランボルギーニ。ボディーには青地に白で“POLIZIA(警察)”と書かれ、車種は『ハリケーン』の異名をとるウラカン(HURACAN)LP610-4だった。
■最高時速230kmを記録
そのウラカンが記録した最大速度は、驚くことに時速230km。午前10時30分に出発したが、通常約6時間かかるところ、たったの2時間でローマに到着したという。
だが、カーチェイスでもないのに警察がスーパーカーを出動させ、それほどのスピードを出せば市民からは苦情の声が寄せられる。
イタリア警察は公式アカウントに動画を投稿し、猛スピードの理由を「行政側から腎臓をローマの病院に迅速に届ける必要があるとの相談を受け、移植手術を待つ患者の命を救うためだった」と説明した。
■「使命感にシビレた!」
イタリア警察のその動画には、「ランボルギーニ・ウラカンを走らせるなんて超クールだね」「人の命を救うためだったとは。強い使命感にシビレた!」などと、この話題はさっそく世界のスーパーカー・ファンをうならせている模様だ。
また、車内にじつは臓器を安全に輸送するための特殊な冷蔵庫が装備されていること、そしてランボルギーニがカーチェイス用ではないことも併せて説明され、日本時間の7日午後3時の時点で動画は3万8,000回も再生され、2,250のいいねが付いている。
■車に憧れた思い出は?
しらべぇ編集部では全国の10~60代の男女2,168名に車についての意識調査を実施。「子供の頃に憧れていた車がある」と答えたのは、全体の28.3%だった。
性男女別にみると中高年男性で圧倒的に多く、トップは50代男性の46.9%。子供の頃のオモチャはほとんどが車だったといわれる世代ゆえ、当然の結果かもしれない。
フェラーリ、ポルシェ、そしてランボルギーニなどのスーパーカーはやはり憧れの的で、子供たちの間でパトカーはいつの時代も絶大なる人気を誇っている。パトカーにランボルギーニを持つイタリア警察は、この動画がきっかけで多くのファン、支持者を獲得したのではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10代~60代の男女2,168名 (有効回答数)