身重の妻を侵入者と勘違いし死なせた夫 半狂乱の通報に続き警察が注意喚起
幼い子、そして妊娠中の妻と暮らしていたある男性が、深夜に響いた物音で目を覚ました。家族を守りたい。その一心で、男性は銃を取り出した。
■赤ちゃんも死亡
妻を撃ってしまった。それに気づいた男性は半狂乱になり、慌てて通報。すぐに警官隊が現場に急行したが、残念なことに女性はすでに手遅れの状態だった。
せめてお腹の赤ちゃんだけでも救おうと、駆け付けた救急隊は女性をすぐに病院に搬送。赤ちゃんをお腹から取り出し治療を始めたが危篤だったといい、赤ちゃんもその後しばらくして息を引き取ってしまった。
家で寝ていた子供は幸いにも無傷だったが、いきなり母親を亡くし驚いているに違いない。
■警察からの注意喚起
通報を受けた直後、警察は「夫が故意に妻を殺害した可能性もある」と考え捜査を開始。しかし現在はアクシデントだったと考えており、「武器を使用する際には、どうか慎重に」「まずは、しっかりと相手の確認を」と市民に呼びかけている。
妊娠中は、頻尿やホルモンバランスの変化のせいで、眠りが浅くなり夜中に何度も目が覚めてしまうことがある。この女性が起きだしたのもずいぶん遅い時間帯だったため、男性はまさか妻とは思わず、銃口を向けてしまったようだ。
家族を守りたい。その一心だった男性が取り返しのつかない失敗をしたが、世間からは「気の毒だ」と同情する声もあがっている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)