『鬼滅』や超ミニスカ衣装に群がる人も…「渋谷ハロウィン」で感じた異変

今年も渋谷にハロウィンがやって来た。コスプレ参加者は皆無になったと思いきや…。

10月最終土曜日である31日、東京・渋谷ではハロウィン当日を仮装で楽しむ若者たちが街を賑わせていた。

現場では今年大ブレイクした『鬼滅の刃』や、主演の伊藤健太郎容疑者が逮捕された『今日から俺は!!』コスプレなど、今年の世相を表す仮装が目立っていた。


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■完全自粛とはいかず…

路上でたむろしての飲酒、ゴミ放置、しつこいナンパ行為、さらには軽トラ横転の器物損壊事件まで、例年、様々なトラブルを起こしている渋谷のハロウィン。

今年は新型コロナウイルスの蔓延もあり、渋谷区は仮設トイレ、着替えスペースの廃止、路上飲酒の禁止などの対応を行い、コスプレして渋谷に来訪することを自粛するよう呼びかけていた。

渋谷区の長谷部健区長は「ハロウィンがだめだというわけではなく、夜通し街に集まって迷惑になる行為をやめて欲しい。今年はぜひ自宅でオンラインで」と以前からアナウンス。

仮想空間「バーチャル渋谷」を体験できるアプリをリリースするなどしたが、「バーチャル空間だけですべてが解決するとは思っていない」と本音も漏らしていた。

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■対策を講じた参加者たち

そんな区長の認識同様、この日は18時過ぎからセンター街を中心に仮装した若者が現れ始め、20時ごろになるとそれを撮影する若者や観光客も増えて来たが、例年の満員電車のような人混みや、統制の効かないカオスな状況は確認できなかった。

ただ仮装参加者は減ったとはいえ、給料日後の月末、週末という状況であり人混みは多く、「密」状態なのは確かだ。特にセンター街周辺は、飲み屋の客引きなども多く、人々がスムーズに往来できるような状況ではなかった。

コスプレ参加者の大半はマスク着用の上、路上で長時間立ち止まるようなことは避けるなど、対策を講じており、警察官から「人が集まり過ぎだから、もっと先に移動して」などと注意されるとみなそれに応じていた。

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