酒代を巡るトラブルで母親の首を斬って惨殺 アルコール依存症の男を逮捕
たっぷり酒を飲みたい。そんな欲望にかられた男が老いた母親にお金を求め、断られたことに腹を立てた。
40代半ばながら、老いた母親に頼る暮らしを続けていたある男。その男が何よりも愛したのは、アルコール。完全に依存状態だった男に、正しい判断はできなくなっていたようだ。
■親と同居していた中年の男
インド・テランガナ州で暮らしていた女性(65)には、息子がふたりいた。次男(45)は結婚していたが、ずいぶん前に妻を捨て、母親である女性を頼りにするように。
肉体労働をしながら賃金を得てはいたが、十分ではなかったとみられ、たびたび「お金を出せ」と母親に命じていたという。近所の人たちも男を嫌い、頻繁にトラブルを起こす厄介者として避けていたようだ。
■母親を惨殺
そんなある日のこと、次男はいつものようにお金を巡って母親と小競り合いに。「どうしても酒がほしい」「買いに行くから金をよこせ」と言い張った次男は、財布を出さない母親に腹を立て、殺害に及んだ。
その後、何も知らない長男が母親の様子を見に行ったが、そこで目撃したのは、首を斬り取られて惨殺された母の遺体だった。驚いた長男は、慌てて通報。警察は犯行に用いられたとみられる鎌を押収し、ただちに捜査を始めた。