地元農家が実践する「映えるむき方」で美味しさ10倍? 有田みかんの出荷開始
冬の風物詩である「有田みかん」。その極早生が早くも全国に向けて出荷されている。
11月ごろから本格的に出荷が始まる和歌山のみかん。
中でも10月に収穫、出荷されるものは「極早生(ごくわせ)」といわれるが、19日、早速今冬みかんのトップバッターとして「有田(ありだ)みかん」極早生が全国に向けて出荷されている。
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■極早生は甘酸っぱさが特徴
温暖な有田地方で生産された温州みかんを指す有田みかんは、生産量全国一を誇る和歌山を代表するみかんとして2006年にブランド化。
通常の有田みかんは酸味が少なく、甘み強く、そして柔らかく薄い皮が特徴だが、極早生はまだ皮全体に青みが残っており、甘酸っぱくさっぱりした味覚と、“初モノ”という縁起の良さがウリになっている。
■豪快な食べ方
この有田みかん。近年有名になったきっかけの一つが、「有田むき」という地元民だけが愛する独特な皮のむきかただ。
通常はバナナのように、中心から放射線状に皮をむき、身を完全に出してから食べるが、「有田むき」は“外皮ごと”豪快に4等分に割ってから、食べるごとに皮をむいていく。