冷凍保存用の棺に長時間入れられ… 葬儀準備が始まるも救出された70代男性
衰弱した兄の世話を任された男が、「もう助からない」と確信し葬儀の準備を開始。冷凍保存用の棺に兄を入れた。
高齢の兄の世話を任された、同じく老いた弟。精神的な問題も抱えていた弟に正しい判断を下すのは困難だったのか、弱っていた兄の葬儀を執り行うべく準備にとりかかった。
■体調を崩した高齢男性
インドのタミル・ナードゥ州セーラムで暮らすある男性は、74歳と高齢になったこともあって、徐々に衰弱。体調を崩したことからしばらく入院生活を送ったが、回復したとはいえない状態のまま家に帰された。
家で男性の世話をすることになったのは高齢の弟(70)と姪だったが、約2ヶ月続く介護生活に、とりわけ弟は疲れ果てた。
弟は精神的にも状態が悪かったことから、「まもなく兄貴は死ぬだろう」と考えるように。さっそく葬儀につき考え始めた弟は、レンタル冷凍保存庫・棺を扱う業者に連絡し、家に運ばせた。
■葬儀の準備を開始
冷凍保存用の棺に兄を入れた弟は、さっそく葬儀の準備を開始。親戚にも連絡し、「兄が亡くなったので、家に来てほしい」と依頼した。
棺に兄を入れてから20時間以上が経過したころ、親族が続々と兄弟の家に到着。最後のお別れを言おうと中を覗き込んだところ、死んでいるはずの兄は震えており、必死に息をしようとしていた。