女性配偶者をなんて呼ぶ? 「妻」以外の知られざる意味をチコちゃんが紹介
『チコちゃんに叱られる』で「妻」や「嫁」といった言葉の意味を解説。
16日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「『妻』『嫁』『女房』『家内』『カミさん』『奥さん』いろんな呼び方があるのはなぜ?」に注目が集まっている。
結婚した男性が自身の妻を紹介するとき、複数の呼び方があるが、それぞれには細かい違いがあることをチコちゃんが教えてくれた。
■「正しいのは『妻』だけ」
女性配偶者は、「妻」をはじめ、「嫁」や「女房」など複数の呼び方があるが、チコちゃんによると「正しいのは『妻』だけ」という。
日本最古の呼び方は「妻」で、日本最古の歴史書である古事記にも記載されているようだ。パートナーのことを妻と記載しており、1番ベーシックな呼び方となる。
■妻以外には別の意味が
「嫁」は、「自分の息子の妻」を指すのだという。鎌倉時代に息子と結婚した「良い娘」から「よいめ」、「よめ」と変化していった。
「女房」は、平安時代に身分の高い人々が、使用人の女性を家に住まわせていることが多かった。使用人の「女」が住んでいる部屋「房」をあわせて女房と呼ぶように。使用人の女性という言葉である女房は妻とは少し意味合いが違うといってもいいだろう。
■「奥さん」「カミさん」「家内」
室町時代には、身分の高い男性の妻を「奥方」と呼んでいた。それが変化し奥さんとなったが、奥さんという言葉は使用人が使う言葉であるため、パートナーの呼び方としては不適切であるとした。
「カミさん」は「神」「上」からきている言葉であり、パートナーと対等な関係を築くという現代社会では、やはり不適切ではないかと指摘。明治時代にできた呼び方である「家内」は、男性は外で仕事、女性は家の中で専業主婦として支えるという形がメジャーとなり生まれた。
全て女性のことを指すが、それぞれに意味が違う呼び方であるようだ。今では同じ意味で使われていることから使い分ける必要はないものの、豆知識として覚えておくといいかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)