「浮気した罰だ」と主張する男 妻の頭部をぶら下げ警察に自首
妻の浮気を疑い、カッとなって凶器を手にした男。妻の息の根が止まったことを確認すると、その首を…。
妻が他の男と浮気するというのは、男にとってはプライドをズタズタにされる忌々しいこと。「疑いがある」というだけで頭に血が上る男も少なくないようだ。
■妻の頭部とともに自首
インド・ウッタルプラデーシュ州北部のバーンダー県で今月2日、凶器と妻の血まみれの頭部を手にぶら下げた男がバベル警察署に突然現れ、人々を震撼させた。
激しい口論の末に妻を殺害して首を切ったと言って自首し、取り調べにも素直に応じた男。しかし「悪いのは妻。隣人の男と浮気をした罰だ」と主張しているという。
■妻との浮気を疑われた男も…
男は30代のチナー・ヤダブ。妻のヴィムラさん殺害および死体損壊につき逮捕されたが、妻との浮気を疑った隣人の男性も激しい暴行を受けており、ヤダブ容疑者による犯行であれば、男性に対する暴行あるいは傷害の容疑もさらに加わる模様だ。
なお、妻とその隣人の男性が実際に浮気をしたという証拠は得られていない。
■妻の不貞を許さない男たち
ウッタルプラデーシュ州では、2月にも同様の事件が起きていた。30歳の男が26歳の妻の頭を手にぶら下げ、国歌を歌いながら繁華街を歩いた事件で、通行人を震撼させるとともに、女性たちにとんでもない恐怖を与えていた。
「妻の不貞を絶対に許さない」という男は大勢いるだろうが、激しい体罰や命を奪う事件となると、インド、パキスタンや中東のイスラム圏で多く発生しているようだ。
■浮気された経験者は?
しらべぇ編集部が全国10代~60代の男女1,451名を対象に調査を実施したところ、このたびの事件の夫婦と同じ30代では、男性の22.9%。女性の34.4%が「浮気されたことがある」と答えている。
新婚であろうと、長年連れ添ってからであろうと、浮気は大なり小なり伴侶に強いショックを与える。そしてトラブルに発展する可能性があることを、忘れてはならない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10代~60代男女1,451名(有効回答数)