草彅剛主演『ミッドナイトスワン』に感じた理屈ではない映画の素晴らしさ

9月25日(金)に全国公開された『ミッドナイトスワン』。SNSや映画レビューサイトで感動の声が相次いでいる。

■気付いたら泣いていた

ミッドナイトスワン
( ©2020 Midnight Swan Film Partners)

このことを前提とした上で、記者は本作を観て、映画の持つ理屈ではない力のようなものを感じた。このシーンで泣いたというよりも、気付いたら涙を流していた。

感情移入と言ってしまえばそうだし、改めて自分の泣いた理由を映画を観終わった後に考えてみると、そうではないとも言える。

おかしな言い方なのかもしれないが、役者が芝居をしているものを観ているという感覚が全くなくて、普段自分が生活する中で行っている、嬉しいから笑う、悲しいから泣くといった行為を、映画を観ながら自然としているような感覚だったような気がする。


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■草彅ら役者陣がすごかった

ミッドナイトスワン
( ©2020 Midnight Swan Film Partners)

結局、なぜ感動したかを自分で納得できるくらい、ビシッと言葉にすることができないのだが、それが理屈ではないもので、この映画の素晴らしさだと思う。

ただ一つはっきりと言えるとするならば、とにかく草彅をはじめとする役者陣がすごかった。凪沙が嬉しいときは自分も笑顔になったし、一果の後悔や希望を同じように感じることができた。SNSや映画レビューサイトで他の観客たちの感想を見てみても、同じ感想を抱いた人が多いように思われる。


【『ミッドナイトスワン』】
出演:草彅剛、服部樹咲(新人)、田中俊介、吉村界人、真田怜臣、上野鈴華、佐藤江梨、平山祐介、根岸季衣、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖

監督・脚本:内田英治

配給:キノフィルムズ

(c)2020 MidnightSwan Film Partners

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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