国民民主、比例東京1位に山尾志桜里氏 知名度活かし党の顔として全国行脚へ
新生・国民民主党が衆院選の比例代表東京ブロック1位に山尾志桜里議員の擁立を決定。その意図は…。
■年内に憲法草案めざす
改憲草案については、「憲法議論で大事なプロセスの核心は公開と参加型。内容は憲法が時代の要請に応えるということ。憲法の規範性をもう一度回復すること。公国会の中では原則、審議拒否はしない。メディアのみならず、有識者・市民の皆さんに完全フルオープンの憲法調査会をスタートさせたい」と語る。
時期は年内を目処にして、たたき台としての憲法草案の提案を目指したいとのこと。「改正が必要と思われる事項について国民に喚起して、国民対話のスタートラインにするための提案と今の段階では思っている」と語った。
■玉木氏「東京比例1位は当選圏内」
筆者は玉木代表に、「参院選での旧・国民民主党の得票数では衆院東京比例ブロックでの1議席獲得は難しいのではないか」と尋ねた。玉木代表は、昨年の国民民主党が獲得した票を東京に割り当てるならば1議席は東京比例区で獲得できる計算になると指摘。
その上で「最も人口が集中する地域なので、そこで国民民主党の知名度や考え方を広めていかなければ党勢拡大もできない。山尾さんが立ってくれることは、首都東京で我が党の支持拡大の大きな足がかりとなると思うので、ご本人の当選にとどまらず、全国的な党勢拡大の起爆剤になるのではないか」と答えた。
山尾氏の知名度で、東京比例区の当選者が1人にとどまらず、2人、3人と増加することを期待するという。