女性2名が滝から転落死 足を滑らせた親友を助けようとして…

「立ち入り禁止」の標識があるところは要注意。深刻な事故が多発していることを忘れてはならない。

2020/09/21 11:30

滝
(urbaneye011/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

岩場で足を滑らせ、高い所から転落する恐怖。美しい滝の景色を楽しむ観光地では、足場がぬるついていることも多く、尊い命が失われる事故が時おり起きている。


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■立ち入り禁止を無視し…

このたびの事故はブラジル南部サンタカタリーナ州ラジェスの、有名な観光スポットを擁するサルト・カヴェイラスで起きた。

美しい滝を見に出かけた若い女性2名が、滝つぼを見下ろす岩場から転落死したもので、そこは立ち入り禁止とされているにもかかわらず、遊歩道を超えて足を踏みれる若者が絶えない場所だった。

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■滝つぼを見下ろして自撮り

事故で死亡したのは、地元出身の18歳のブルーナ・ヴェラスケスさんと19歳のモニーク・メデイロスさん。SNSにも多くのツーショットを投稿するなど、自他共に認める親友同士だった。

ふたりは滝つぼを見下ろすポイントで一緒に自撮りし、いつものように写真をSNSに投稿。しかし、それがふたりにとっての最後の平和な瞬間だった。

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■助けようとするも…

その直後、立ち上がって間もなく一人が足を滑らせ、30メートル下の滝つぼに向かって転落。もう一人は手を伸ばすも一瞬の出来事とあってなす術もなく、親友を助けに行こうとするも体がふらつき、後を追うように転落してしまったと警察は発表している。

ブルーナさんは即死の状態で、ヘリコプターで大きな病院に運ばれたモニークさんも、重度の頭部外傷により後に死亡が確認された。


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■看護師を目指す親切な人柄

看護師を目指して勉強中だったモニークさん。アルバイト先のハンバーガー店の店長が「私が病気で動けないとき、親切に助けてくれたのは彼女でした。大変な損失です」と話すなど、二人の早すぎる死は人々に大きな悲しみと落胆をもたらしている。

旅先で同行者が致命的な転落事故に見舞われることほど恐ろしいものはない。また、助けようと手を差し伸べたことで揃って転落する例もある。楽しい旅の思い出を作るためにも、敢えて危険を冒すようなことだけは避けたいものだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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