河野行革相、会見のルールを無視する記者に… 毅然とした対応に反響
前例主義的な会見の在り方に苦言を呈した、河野太郎行政改革・規制改革担当大臣。報道陣への毅然とした対応にも多くの反響
17日未明に行われた閣僚会見において、河野太郎行政改革・規制改革担当大臣が、新閣僚が首相官邸で順番に会見に応じる慣例に苦言を呈し、各社で大きく報じられた。
会見の模様を見ていたインターネットユーザーたちからは、発言だけでなく、その後の報道陣への毅然とした対応にも、多くの反響が上がっている。
■前例主義的な会見に苦言
質疑応答にて、記者から「規制改革に向けたスピード感」について問われると、「例えば、この記者会見も各省に大臣が散ってやれば、今頃みんな終わって寝てますよね」と河野氏。
「それを延々ここでやるというのは、前例主義、既得権、権威主義の最たるものだと思います。こんなものさっさとやめたらいいと思います」と、前例主義的な会見の在り方に苦言を呈した。
■河野氏の会見は午前1時を過ぎ…
組閣のあった16日は、午後9時から菅義偉首相が最初の会見を開き、その後初閣議が行われ、午後11時前頃から加藤勝信官房長官の会見がスタート。その後各閣僚20人が順番に会見を行ない、15番目の河野氏が会見を行う頃には午前1時を回っていた。
河野氏は、自身のツイッターでも午前0時過ぎに「とうとう50分遅れ」と、会見がかなり長引いている様子もリアルタイムでつぶやいている。
とうとう50分遅れ。
— 河野太郎 (@konotarogomame) September 16, 2020
■報道陣への対応にも反響
多くのインターネットユーザーが注目したのは、質疑応答の後半での出来事。
会見での質疑応答は「1人1問ずつ」というルールが定められたのだが、「あともう1点は…」と2問以上質問しようとした記者に対し、河野氏は「1人1問ですから」と、最初の質問にのみ答える毅然とした対応を見せた。
この対応に、インターネット上では「ルールを破ろうとした記者にビシッと言ったところに痺れました」「ルール破りを許さない姿勢素晴らしい」「『1人1問ですから』ってぶった切った河野さん好き」など、多くの反響が寄せられている。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)