いきなりステーキがメニュー更新するも ファン「敗北宣言にしか見えない」
いきなりステーキ、いきなりメニューを更新したものの…
リーズナブルな価格で美味しいステーキを食べられることで一世風靡したチェーン店『いきなり!ステーキ』。
最近はワイルドステーキの改良をしたり安価なステーキを提供するなど工夫をしてきたが、ファンとして注目しなければならない状況にまた店が変わっていたのである。
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■メニューが一新されていたが…
それは、とあるフードコートの店舗へ行ったときに見つけたメニューの一新。なんと大きく掲載されている9種類のメニューのうち、ハンバーグが4種類、チキンが1種類、ステーキは3種、ステーキとハンバーグのコンボが1種と、ステーキよりハンバーグ種類が多くなっていたのだ。
「これじゃいきなりステーキじゃなくていきなりハンバーグやんけ…」と、いきなりステーキの美味しくて安いステーキを開店当時に食べたファンとしては、かなりがっかりするメニュー更新。
しかも牛肉にこだわっていたのにここであえて単価の安いチキンを入れるのは、ステーキを推してきた店としてどうなんだ…? と正直なところ思わざるを得なかった。
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■敗北宣言にしか見えない
実際に記者とおなじくいきなりステーキをウォッチしてきた人に話を聞くと、やはり「ここでチキンを出すなんて他のステーキチェーンに味や価格で勝てないって負けを認めたものでしょ。敗北宣言にしか見えない」と、厳しい言葉が。
確かに沖縄発の『やっぱりステーキ』や、いきなりステーキの上位互換と言われる『ステーキロッヂ』など、いきなりステーキと同業態でファンをいまでも多く獲得している店が存在することを考えると、知人の言うとおり敗北宣言と思われても仕方がない。
■チキンステーキ700円は高い
客単価を上げようとして失敗したため、安価なチキンメニューを増やすのは飲食業界を見てきた記者としても悪手ではないだろうか。
たとえばチキンメニューならガストのド定番『チキテキ』は、チキンが税抜699円と1円だけ安いだけでなく、特製のタレに漬けており個性を出している。
それにくらべチキンステーキで700円は、値段は安いものの割高感さえ感じてしまう。いきなりステーキの規模で斬新な新メニューを出すのが難しいことは理解できるが、ぜひ安価ステーキ店のパイオニアとして、また感動する料理を開発してくれることを心から願う。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)