地上波放送減少も根強い人気を持つ時代劇 ファンが選ぶ名作3選
日本で古くから放送されてきた時代劇。その人気は…
日本人に長年愛され、現在もNHKの大河ドラマやBSなどで頻繁に放送される時代劇。昭和の時代には、地上各局が枠を設け、多種多様な番組が存在していた。
そんな時代劇だが、最近は民放でほとんど放送されていない状況。根強いファンもいるように思えるが、人気はどうなっているのだろうか。
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■時代劇は好き?
しらべぇ編集部は全国の10~60代の男女1,894名に調査を実施した。
結果、「時代劇が好き」と答えた人は38.2%。根強いファンは現在でも存在している。
■年代別では傾向も
時代劇が好きと答えた人を年代別に見ると傾向が出た。
60代は5割以上が「好き」と答えたが、ほかの世代は全て半数を下回る。とくに若者の割合が低く、10代は29.1%という結果に。放送が少ないことも影響しているのだろうが、「若者の時代劇離れ」が進んでいるようだ。
時代劇ファンに好きな作品と、その理由を聞いた。
①『必殺仕事人』
「藤田まこと演じる中村主水と、三田村邦彦や中条きよしらが裏稼業として悪人を懲らしめる様子が見ていて気持ちがいい。現在は東山紀之と松岡昌宏らにキャストが変わりましたが、それでも楽しい。現代にも仕事人が存在していたら良いのになと思うこともある」(50代・男性)
②『桃太郎侍』
「複数の俳優が主人公の桃太郎を演じていますが、高橋英樹主演の印象が強い。悪者に対し『許せん』と叫び、『一つ人の世生き血をすすり、二つ不埒な悪行三昧、三つ醜い浮き世の鬼を、退治てくれよう桃太郎』と口上。殺陣や刀をさやに戻すときの独特な仕草が美しい」(60代・女性)
③『暴れん坊将軍』
「松平健演じる江戸幕府八代将軍徳川吉宗が、徳田新之助として街に繰り出し、悪を成敗する話。オープニングテーマ曲が秀逸で、それをバックに吉宗が悪人を切り捨てていく様子が痛快です。勧善懲悪な内容は、見ていてスッキリする」(30代・男性)
新規の番組は少なくなっているものの、専門チャンネルやBSでは頻繁に放送されている時代劇。根強いファンを楽しませるような番組を見せてもらいたい。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の男女1,894名 (有効回答数)