サッカーチームに落雷で10代少年10名が死亡 集団での雨宿りも失策か

雷鳴が1度でも聞こえてきたら、「次は自分の真上かも」と考える危機感が大切だという。

2020/08/31 11:30

■たとえ積乱雲がなくても

空が暗くなったと思ったら、いきなり始まる強い雨と雷。天候が不安定なこの時期、屋外でのイベントやスポーツ、キャンプの主宰者には、空模様をしっかりと見極める安全管理の意識が強く求められている。

さらに、天気が変わりやすいとの予報があった日は、積乱雲が現れなくても油断は禁物だ。ドイツのホップシュテッテン=ヴァイアースでは数年前、空模様がまったく悪くないなかサッカーの試合会場にいきなり雷が落ち、33人が重軽傷を負っていた。


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■避難できる場所がない場合

落雷の危険があるにもかかわらず、避難できそうな建物が見当たらないときは我が身をどう守ればよいのだろうか。

金属部分に触れなければ車のなかが安全だといわれているが、車がない場合も多い。そんなときは両足を揃えて前かがみになってしゃがみ、左右の手で耳を塞ぐポーズが推奨されている。

広い野原のような場所で雨やどりのため木の下に入るのは厳禁。そして、態勢を低く保とうと腹ばいになって寝るのも危険。地面との接地面積が広くなれば、感電の危険性がそれだけ増すからだそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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