京大特定教授のマスク不要論に賛否 ビートたけしは「役に立たなくてもする」
上久保靖彦特定教授の三密回避・ソーシャルディスタンス・マスク不要論に驚き広がる
23日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で、京都大学大学院の上久保靖彦特定教授がマスク不要論を展開。その内容が賛否両論となっている。
■京大特定教授が「マスク不要論」
番組では日本で「マスク警察」が広がっていると紹介。人の少ない新宿の路上で女性2人がマスクをせずに歩いていると、スマホを持った謎の男が「マスクしろ」「常識わかってるのか」などと叫び、女性がスマホで撮影される様子が放送された。
過剰なマスク着用の強要が広がるなか、京都大学大学院の上久保特定教授は、「日本はすでに集団免疫に達しているので、ソーシャルディスタンス、三蜜の回避のとかね、そのようなことは全く必要はない」と持論を展開する。
同氏によると、急速に感染が拡大した3月以前から弱毒性の新型コロナウイルスが既に存在し、中国・武漢から日本に入っていたため、多くの日本人が免疫を持っているのだという。
■行動制限も必要なし
上久保特定教授の説を聞いた東国原英夫は「免疫を持っていますよ、我々は。ということは、ソーシャルディスタンスとか、マスクだとか、行動制限だとか。そういうものは必要ないというメッセージですか?」と疑問をぶつける。
同特定教授は「そうです。必要ないということですね」と話す。そして現在クラスターが発生していることには「感染はするけど、免疫を持っているので重症化しない」と説明。
さらに今の状況では高齢者や基礎疾患を持つ人についても「例年と同じようにしてもらって構わない」とコメントする。
医療の現場に立つインターパーク倉持呼吸器内科の倉持院長は、「実際に亡くなっている方が1,000人いる」と指摘し「失礼ながら大丈夫かしらと思ってしまう話」「臨床の現場で患者が増えている。そんな状況でこのようなことを言うのは適切なのか?」と疑問視した。