編集された幼い娘の写真を悪質サイトで発見 20代母親が安易なSNS投稿に警鐘
赤ちゃんの画像や動画を邪な気持ちで閲覧する人がいるという事実に、母親は「まさかうちの娘がターゲットにされるなんて」と思っていた。
我が子が生後6カ月の時にインスタグラムに写真や動画をアップしてみたところ、知らない人たちから「本当にかわい赤ちゃん。モデルのよう」と褒められ、話題も拡散。フォロワーの数はぐんぐん増えていった。ところがその中に…。
■見惚れるほど美しい女の子
英国・リバプール市に暮らすアマンダ・モーガンさん（29）には、美しい大きな瞳が人形のようにかわいらしいカリアちゃんという2歳の娘がいる。
親しくなった人の多くが、「カリアちゃんの写真や動画をSNSでシェアすればいいのに」などと声を掛けるというが、アマンダさんはそれに首を振る。娘の姿をSNSに晒すことは、もう懲り懲りなのだ。
■幼女の画像を狙う人たち
メディアの取材に、「生後6ヶ月になった娘の画像や動画をインスタグラムに投稿した後、ある事実を知って大きなショックを受けました」と話し始めたアマンダさん。
小児性愛者をターゲットにしているロシアの悪質なウェブサイトに、カリアちゃんの写真が無断転載されていると知らされ、そのサイトを閲覧。まつ毛や唇にメイクを施し、瞳の色を変えるなどしたカリアちゃんの写真を発見して仰天したのだという。
■犯人はすでに多くの情報を…
アマンダさんはサイトにあふれる幼い子供たちの性的な画像や動画、欲情した男たちが寄せる不気味なコメントに強い不快感を覚え、吐き気すら催した。同時に、インスタグラムに暮らす町のことや氏名、メールアドレスなどの個人情報を晒してしまったことを思い出したという。
すぐにアカウントを非公開にし、警察にもロシアのサイトについて通報したが、娘に興味を持った者はすでに多くのことを情報を得ている可能性がある。そんな不安から、アマンダさんは夜も眠れなくなってしまった。
■SNSに潜む危険な人たち
多くのママたちが、我が子のかわいい姿や成長の様子を親しい人たちにシェアしようと、SNSに写真や動画を投稿して楽しんでいる。
だがアマンダさんは、不特定多数の人が自由に利用できるSNSには特殊な人たちが潜んでいるとして、「子供の安全のためにも、恐怖や不安の種を作らないためにも、安易な写真や動画の投稿はどうか控えて」と真剣に呼びかけている。
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（文／しらべぇ編集部・浅野 ナオミ）
