15歳妹の恋愛に22歳の兄が激怒　デート相手を刃物で刺し生きたまま燃やす

兄は警察にどのような心境や殺害の動機を語るのか、大きな注目が集まっている。

2020/08/23 09:40

おしゃれに夢中でどんどんきれいになっていく妹。誰かと交際しているのかもと直感した時、兄ならそれなりに複雑な気持ちになることだろう。だが相手の男に殺意が芽生えるなど、あってはならないことだ。

米国・ニューヨーク市のブロンクス区で12日午後、あるアパートの廊下で黒焦げになって悶絶する18歳の男性が発見され、病院に搬送されるも数時間後に死亡した。

ニューヨーク市警によれば、男性の体には被弾した痕や刃物で刺された痕が見つかっており、まだ息があるにもかかわらず可燃性の液体を体にかけられ、火をつけられたと考えられているという。

この事件で死亡したのは、高校を卒業したばかりのウィンストン・オルティスさん（18）。最近になってガールフレンドが出来たが、別れを告げられ落ち込んでいたといい、そんな中で再び彼女から連絡があった。

また彼女に会えるとわかり嬉しそうに身支度を整えたウィンストンさんは、それが罠だとも知らず、指定されたわずか1ブロック先のアパートへと向かった。

事件の翌日となる13日の夜、ニューヨーク市警はウィンストンさんと交際していた15歳少女の兄である、アドーンズ・ベタンセズ（22）を過失致死容疑で逮捕した。

アドーンズは妹がウィンストンさんとデートするようになったことに激しく嫉妬し、ふたりの交際を厳しく禁じた。だが怒りは収まらず、ウィンストンさんの殺害を計画。妹に再び会わせるふりをし、電話でウィンストンさんをアパートに呼び出したことがわかっている。

死亡したウィンストンさんの17歳の弟、ウィルマー・オルティスさんはメディアの取材に「ガールフレンドから電話で別れを告げられた時、たまたま僕は兄の近くにいました。彼女がよほど好きだったのか兄は泣いてしまい、その後は何も手につかない様子でした」などと話している。

ウィンストンさんは女性には積極的ではなかったが、誰からも愛される好青年で、芸術と科学を愛するなど勉強も熱心。今後に大学進学を控えていたという。

（文／しらべぇ編集部・浅野ナオミ）