塩だけで「刺身を激ウマにする裏技」を試したら… 味と食感の変化に驚き
塩を使って刺身をおいしくする「塩締め」を試したら…。結果に驚いた。
「刺身を食べよう!」と思ったとき、手軽に食べることができる「スライスされたパック」を買う人が多いだろう。そんな人は次回から柵で購入してみてほしい。なぜなら、激ウマの刺身にする裏技があるからだ。
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■必要な材料は塩のみ
その刺身をおいしくする方法は「塩締め」。簡単に説明すると、柵に塩を振り余分な水分を抜くことで、臭みが消え、旨味が際立つというもの。
今回は過去に『ガッテン』(NHK)で紹介された手法を参考に塩締めを実行。まずはまな板に塩を振り、その上に柵を置き、その上からまた塩を振る。身から出た水分を切るため、まな板を傾けるようにセットし準備完了。あとは、そのまま30分程度放置だ。
■5分後の時点で…
塩を振って5分程度経った段階で、すでに身が汗をかきはじめる。これが不思議と「少しずつおいしくなっている証拠」のように思えてきて、ワクワクが止まらない。
なお、時間が来たらキッチンペーパーなどで水分と塩をしっかりと拭き取る。ここで妥協すると塩辛くなってしまうため注意だ。そして最後に冷蔵庫の「チルド室」で30分置いて、全ての処理が完了となる。
■ノーマルと食べ比べてみると…
写真の奥が「塩締めなし」に当たるのだが、キッチンペーパーで拭き取る作業がないせいか、表面に油のテカリがありおいしそう。見た目は「塩締めなし」に軍配があがる。
しかし、肝心なのは味。まず「塩締めなし」を食べると普通にいつも通りおいしい。対する「塩締めあり」を食べると…ちょっとしょっぱい!! 塩による塩分があるため、いつもと同じ量の醤油をつけるとやや塩辛いのだ。
気持ち醤油を付ける量を少なくすると……サーモンの味がしっかりと際立ってウマい!! そして、身の弾力が増しているのか食感ももっちりとして濃厚な口当たりに。記者個人としては、手間をかけただけの効果はあったと感じた。
食べるために1時間を要してしまうが、塩だけあればできるため「刺身をおいしく食べたい!」と思う人は是非一度試してみてほしい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ステさん)