終戦の日に考えたい世界平和 現状に核戦争の危機を感じる人も
8月15日は終戦の日。終戦から75年経ち、日本を取り巻く環境も変化している現在に考えたい平和
1945年8月15日正午、昭和天皇が玉音放送で日本の無条件降伏を公表。これにより太平洋戦争が事実上終結したことから、毎年「終戦の日」として全国戦没者追悼式が開かれ、平和を祈念する。
終戦から75年が経過した2020年は、米国と中国の対立や、中国船による度重なる尖閣諸島の領海侵犯が発生。日本の安全保障が脅かされているとの声もあるほど、情勢は緊迫している状況だ。
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■核戦争の危機を感じている?
大国が戦争を初めた場合、核兵器の使用が懸念される。多くの人間を一瞬で殺害するものだけに、不安視する声は多い。しらべぇ編集部が全国の10~60代の男女2,168名に実施した調査では、42.5%が「核戦争の危機を感じている」と回答している。
半数は下回ったが、4割が危機感を覚えている。少ない割合とはいえないだろう。
■シニア世代が危機感
「核戦争の危機」を感じていると答えた人を年代別に見てみよう。
親世代が戦争経験者の60代が多く、52.7%と半数を超える。悲惨さを伝えられている世代ほど、現状に危機感を覚えている様子。一方20代は32.9%と低い割合。一部に「核が抑止力になっている」との声もあるだけに、「戦争は起きない」と見ているのだろうか。