娘の延命治療を訴え病室で暴れた父親 願いは叶わず介入した警察を提訴へ
病気で苦しむ娘には、まだ生きるチャンスがある。そう考えた両親は生命維持治療の続行を希望したが、医師団の同意は得られなかった。
■突然訪れた別れ
このトラブル発生後、女の子の延命治療については裁判所の判断にゆだねられることになった。
しかし女の子の体力は弱る一方で、病院で起きた騒動から数週後にあたる9月16日には、両親の願いもむなしく息を引き取った。
■裁判を起こすことに
父親とその家族は、警察を相手取り裁判を起こす準備を開始。その理由は一時的とはいえ「不法に逮捕されたから」というもので、父親は「このような経験を誰にもしてほしくない」と話している。
その一方で、警察は「男性が暴れているという通報を受けて出動しました」「私たちには人々の安全を守る義務がああります」とコメント。また男性が暴れたために警官がケガを負ったこと、男性が体調不良を訴えた後は適切に対処したことも明かしている。
どうしても娘の命を助けたい。その願いを叶えることができなかった両親の苦悩は、今も大きい。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)