富士そば、大人気メニューが夏仕様になって復活 ニンニク感が増した秘密は…
富士そばの人気メニュー「肉骨茶(バクテー)そば」が販売スタート。ニンニク感がアップしたと話題になっており…。
昨年秋頃、流星のように現れ、全国のユーザーを感動の渦に巻き込んだのが「富士そば」の肉骨茶(バクテー)そば。記者も何度お世話になったか分からない同メニューが、夏仕様になって店頭に帰ってきたという。
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■そもそもバクテーとは…
多くの日本人にとってバクテーという言葉は馴染みがないと思うが、こちらはシンガポールを代表するソウルフード。薬膳とともに豚肉を煮込んだスープであるバクテーは、ニンニクと胡椒の効いた味が特徴的で、一度口にすれば身が引き締まること間違いなし。
事実、忘年会シーズンにはバクテーそばが大きな人気を博し、多数の富士そばユーザーが「締めの一品」や「二日酔いの薬」として同商品を求めて店舗に駆け込んだものである。しかし今年1月からは、一部店舗のみの展開となってしまう。
■冷やしそばとなって復活
そんなバクテーそばが今月3日より全国の店舗にて、なんと冷やしそばとして復活。富士そばユーザーからは歓喜の声が続出しており、ツイッター上では「なんかニンニクの風味が強くなってない?」「バクテーそば、冷たいほうがニンニク感強くて最高」「温かいそばより、ニンニクがガツンと来るな」など、ニンニクの風味が強くなったというツイートも散見された。
しかし店員に話を聞いてみると、温かいそばと比べても豚肉の解凍法などが違うだけで、胡椒やニンニクの配分量は特に変更していないという。
■ニンニクが強い理由は…
冷やしバクテーそばを間近で見ても、確かにニンニクの量は温そばとそう変わらないように見える。むしろ湯気が立たない分、匂いの面では温そばよりパワーダウンしているのではないか…。
そんな不安も立ち込めたが、食べ進めていくうちに冷やしバクテーそばの真の魅力に気づくことができた。温そばの場合はニンニクが温かいつゆに浸かってふやけしまうのだが、冷やしそばの場合は歯応えのある状態を維持。それどころか気持ち、ニンニクの食感を引き締めてくれるのだ。
溶けてしまったニンニクごと温かいつゆを飲むのもオツだが、しっかりした歯応えのニンニクを食べ尽くすのもまた一興。店舗によっては食券を出す際、ひと言伝えれば温かいバクテーそばが注文できるようなので、気分に応じて食べ分けても良いだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)