妄想が止まらず家庭内ストーカーになった男 執着の果てに妻を惨殺し逮捕

妻の行動や友人関係を異常に気にし、束縛し続けた男。ある時「浮気された」と思い込むようになり、妻に刃物を突き立てた。

■妻を惨殺

2017年10月のある晩、男は録音テープの内容を確認。そこで「Saravanan」という名が出たことから「こいつが浮気相手だ」と思い込み、妻を殺そうと決意した。

酒に酔っていた男はシャワー中の妻を引きずり出し、ナイフで頭や胴体をめった刺しに。さらには首を絞めるなどして妻を殺したが、致命傷になったのは上半身にできた深い刺し傷だった。

男は現場から逃走したが、しばらくして自首し、そのまま身柄を確保された。


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■意外な事実が発覚

警察の調べによると、妻には確かに愛人がいたという。しかし、男は当の相手には気づいておらず、病的な妄想により妻の浮気を疑ったにすぎないとみられている。

精神科医らは「病気が殺害行為に関係していた」「酒の量も行動に影響を及ぼした」と意見しており、具体的に何年の実刑判決を下すべきかについては、今もなお結論が出ていない。

病的な妄想症状があったとされる男だが、「浮気されている」という予想は残念ながら的中。皮肉な結末を迎えた事件に、注目が集まっている。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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