金を無心し家族の骨をへし折ったDV息子に苦悩 殺し屋に殺害させた父親を逮捕
贅沢な生活にはまり、堕落していった暴力的な息子。その荒れた様子に父親が胸を痛め、「殺すしかない」と決意した。
大事に育てた息子が暴力的で強欲な大人に成長し、「もう我慢できない、うんざりだ」と考えるようになった父親。妻を守るため、そして恐怖に満ちた生活から抜け出すため、父親は人を雇い、息子を殺す計画を立てた。
■DV息子の暴走
インドのウッタル・プラデーシュ州で暮らすある夫婦は、自動車修理工場を経営。
その一方で、気性が荒いうえに贅沢なライフスタイルにはまっていた息子(20)の世話にも追われていた。好きなものを買って派手に遊ぶため、息子はたびたび「金を出せ」と騒いで両親にすさまじい暴力をふるうように。母親に殴りかかり、その細い腕をへし折ったこともあったという。
■殺害を決意
毎日怯えながら暮らしていた父親は、息子の様子が安定することを願い、病院にも連れて行った。
それを機に息子は少しだけ落ち着いたというが、やはり時折暴れては「金を出せ、すぐに持ってこい」と要求。どうにも止まらない息子の暴力と金の無心に苦しみ「このままではまるで地獄だ」と考えた父親は、「息子を殺すしかない」と思い詰めるようになった。