YouTube100万人突破の石橋貴明 ネットで大逆転の成功を収めた理由とは
石橋貴明のYouTube『貴ちゃんねるず』が登録者数100万人を突破した。成功までの過程を分析。
石橋貴明のYouTube『貴ちゃんねるず』が、約1ヶ月で登録者数100万人を突破した。テレビでは「時代遅れ」ともされた石橋が、なぜ成功したのだろうか。
■安直な叩き記事と石橋の成功
チャンネル開設から約1ヶ月での登録者数100万人突破は、非常に速い記録である。以前筆者は、さまざまな環境状況によって深夜レギュラー1本となった石橋について、環境を変えたネットメディアからの再起を期待する記事を書いたことがあったのだ。
一方で、当時のWeb上の石橋に対する反応は辛辣なものであった。特にお笑いライターなどをはじめとするネット記事は、とんねるずの芸風をパワハラとし「時代遅れ」のレッテル貼りをしていたものも。このような安直な分析記事の山を尻目に、石橋は見事YouTubeで成功したこととなるのだ。
■芸能人YouTuberの難しさ
しかしながら、感情で動くSNS時代にマイナスイメージからの再起は実際のところ非常に難しい。YouTubeはこれまで一般人が有利な状況にあったのだ。ユーザーはTVでは見れないものを望んでいた。
さまざまな芸人がYouTubeをやったがカンニング竹山など人気の出ない芸人は多い。ゆえに石橋のYouTubeも非常にリスクが高かった。
「TV側の人間か、ネット側の人間か」、芸能人YouTuberはそれを問われているかの如く。「落ち目の石橋がYouTubeに来て何をするのか」と反発されてしまう可能性もあったし、YouTubeで成功しないようでは散々に叩かれてしまう。