比ドゥテルテ大統領がマスク洗浄法で危険な失言 「燃える」「倒れる」と怒りの声も

その失言は「彼らしいジョーク」で済まされようとしている。ドゥテルテ大統領の独特のパワーゆえか…?

2020/08/01 16:20

■翌日に保健省の次官が訂正

この件について翌日、大統領より事実と異なる発言があったとして内容を訂正したのは、フィリピン保健省のマリア・ロザリオ・ヴェルゲイル次官だった。

「マスクは洗剤で毎日洗い、直射日光でよく乾かして」「ただし医療従事者向けの『N95マスク』は使い捨てにするべき。洗うことでフィルターの機能が失われ、ウイルスの予防効果が期待できるのは着用8時間以内」などと説明した。


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■「ほんのジョーク」で解決か

コロナ禍のロックダウン(都市封鎖)において、ドゥテルテ大統領は「うろうろ出歩く違反者には発砲し、反論する者は埋めてやる」などと厳しい発言を放っていた。

そのせいか、ヴェルゲイル次官はこのたびのガソリン発言についても「大統領らしい、ほんのジョークだったようです」と擁護している。

しかし国民の健康と安全に関し、ガソリン・軽油という危険物でジョークを炸裂させる元首も珍しい。真に受けたらどうする、火災の責任は政府が取るのかと、多くの人が呆れている模様だ。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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