小学校での新型コロナ発生通知に保護者が不信感 「口止めとも取れる内容あった」
学校で新型コロナが発生した場合の通知の仕方が物議。教委・学校の見解とは…
2020/07/27 19:10
新型コロナ感染者が、学校で発生した出た場合の通知の仕方について、世間がざわついている。しらべぇ取材班は、文科省、教委、当該校から話を聞いた。
■文面には口止めとも取れる内容
さいたま市中央区の小学校の児童が、新型コロナに感染。翌日の休校措置のために学校から送られた通知が物議を醸している。その文面には、口止めとも取れる内容が含まれていたという。
また、大阪府内の中学校でも、新型コロナ感染者が出た際の心構えが書かれた文章の最後に、内容を「口外しない、SNS上で発信しない」と書かれていたそうだ。
■教委でフォーマットを作成
このような現状に対して、SNS上では「学校・教委の隠蔽体質が反映されている」や「感染自体を隠している学校もあるのではないか」といった声があがっている。
さいたま市教育委員会健康教育課は、しらべぇ編集部の取材に対して「感染者が出た場合の連絡用フォーマットは、教委で作成している。しかし、今回話題になっている小学校は校長の判断で独自のものを保護者に送った。その理由等は、当該校の校長から連絡させる」との回答があった。