「元夫を50万円で殺して」 偽の殺し屋サイトに連絡した女を逮捕

「人殺しを請け負います」という殺し屋サイトの内容を信じ、連絡を入れたある女。この女が殺したいほど憎んでいた人物は、元夫だった。

■女の身柄確保に成功

まんまとだまされ駐車場に姿を現した女は、警官が殺し屋になりすましているとも知らず、日本円にして約54万円の報酬を支払う準備ができていると宣言。さらに「元夫は州外で暮らしています」「なので移動に必要な費用を前払いします」と話し、お金を差し出した。

この時点で警官は女の身柄を確保し、すみやかに署に連行した。女がなぜ元夫に殺意を抱いたのかなど詳細については、今後の捜査で明らかになるはずだ。


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■サイトの真の役割

女が本物と信じた殺し屋サイトの運営者は、これまで140以上もの殺人事件を未然に防ぐことに貢献。「学校で乱射事件を起こしてほしい」「子供を誘拐してほしい」といったリクエストを送られたこともあったという。

ちなみにこのサイトは2005年に授業のプロジェクトとして立ち上げただけで、その後は「利用することもないから」と放置していたという。しかし2008年に久々にサイトを確認した運営者は、数百通ものメールが世界中から届いていることを知り愕然。その瞬間に、「このサイトを犯罪防止に利用できるのではないかと思いつきました」と明かしている。女が殺し屋と信じ込み接触したサイトの運営者は、実は正義感あふれる人物だったのだ。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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