新宿駅の大改革「東西自由通路」は何をもたらした? 現地で聞かれた意外な声
7月19日、新宿駅に「東西自由通路」が開通。実際の街の声も聞いてきた。
2020/07/24 18:20
■ショッピングや待ち合わせの移動は便利に
実際に東西自由通路を利用していた新宿の人々にも、感想を聞いてきた。
「新宿は飲み会の約束で寄ることが多い街でしたが、待ち合わせの出口が決まるまで、改札の中で待つことが多かったです。待ち合わせの相手と万が一別の出口から出てしまうと、合流に10分以上かかる。今度からは清々しく改札外に出て、ショッピングして待っていることもできるので、とてもありがたいです」(20代女性・大学生)
「改札外で逆側の出口への行き方を尋ねられたことが何回もあるので、間違える人が多いんだろうなあと思っていました。これで迷う人が減るなら、いいんでしょうね(30代男性・不動産営業)」
待ち合わせの際にスムーズになることを喜ぶ人は多いようだった。ショッピングという観点でいくと、例えばこれまでは東口のルミネエストから、西口のルミネ1や京王百貨店にはしごするのにも、南口を経由して外回りをするしかなかったので、だいぶ便利になりそう。
■通勤利用者からは渋い声
「新宿には長年通勤してますが、通勤という観点ではあまり変化はないですかね。今は逆に駅構内の工事が終わっていなくて、朝は改札内が前より混んでいるのがちょっと不便(40代男性・金融)」
駅構内はまだ工事が終わっておらず、朝は改札前が混むようになったそうだ。また。階段の位置も変わったため、通勤の際の「ベストポジション」も変わってくる。
例えば渋谷駅から新宿駅に向かう場合。ハチ公口から先頭車両に乗り込むと、新宿駅コンコースの北端にある階段が目の前だったので、渋谷から乗り換える筆者はいつも山手線外回りの先頭車両を利用していた。が、今回の工事で階段の位置が3両目あたりにずれてしまった。
これまでの慣れたルーティーンから変えなければいけなくなったこともあり、通勤に使っている人からは渋い声も上がっていた。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)