新宿駅の大改革「東西自由通路」は何をもたらした? 現地で聞かれた意外な声
7月19日、新宿駅に「東西自由通路」が開通。実際の街の声も聞いてきた。
2020/07/24 18:20
1日平均約350万もの人が乗降するとしてギネス認定もされている「新宿駅」。
そんな駅周辺の利便性を向上させるため7月19日、長年待望された「東西自由通路」が開通した。これまで改札外からは迂回しないと駅東西の横断ができなかったが、東西自由通路の開通により、東口と西口の行き来がかなり簡単にできるようになった。
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■東西横断の時間は1分に!
……とはいえ、いつ行っても人でごった返している新宿駅。本当に駅周辺の行き来は便利になったのだろうか? 長年東京に住んでいるしらべぇ記者が実際にその様子を見てきたと同時に、実際の街の声を聞いてきた。
まず、実際に東西自由通路を使って東口から西口まで歩いてみた。通路も広くて歩きやすい。通路は約100mで、ゆっくり歩いても1分ほどで西口に到着した。
今までは改札で西口と東口が分断されていたため、急ぎの待ち合わせの時に改札外から東西を横断するには一度入場券を購入するしかなく、大人は1枚140円を払わなければならなかった。
■それまでは17分…
新宿駅は駅自体も大きいので、外を回って東口〜西口を移動するのも一苦労。一応、実際に今までのルートも歩いてみることにした。
JR新宿駅には北口はなく、北回りで向かうなら「メトロプロムナード」という地下道を通るしかない。出入り口も限られているため、南口を経由する人が多いだろう。西口地上出口を出て、バスロータリーを横目に見ながら南口方面に歩く。
西口〜南口の移動だけでも5分以上かかった。そして南口から東南口のエスカレーターに向かう。今度は北に向かって歩き、新宿ルミネエストの地下階段を使って東口へ向かった。
人が多いので徒歩ではあまりスピードがでない。女性の足で約17分。ダイエットにはなるが、仕事終わりに待ち合わせる時には、この移動はたまったもんじゃない。