露フィギュアスケート期待の星が自殺 名古屋での国際大会ジュニアでも金メダル

心身両面で健康であることが重要なトップ・アスリートたち。まだ若い彼女は、自身が抱える大きなトラブルに打ち勝てなかったのか。

フィギュアスケート
(Ozge Emir/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

明るい未来が約束されている、才能あふれる若い人の自殺ほど悲しく切ないニュースはない。ロシア、そしてオーストラリアの人々は今、あるフィギュアスケート五輪代表選手の死に大きなショックを受けている。


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■遺書を残して飛び降り

豪フィギュアスケートの五輪代表選手として知られる、ロシア出身のエカテリーナ・アレクサンドロフスカヤさんが、わずか20歳にして死亡した。

モスクワにある自宅アパートの窓から飛び降りたもので、遺書めいたものが残されていることから自殺が強く疑われている。最期に誰かに「愛しています」と訴えかける内容だと報じるメディアもあるようだ。

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■名古屋の国際大会で「金」

身長154cm体重43kgと小柄なアレクサンドロフスカヤ選手。2000年1月1日にロシアで生まれたが、2016年にはオーストラリアのハーレー・ウィンザー選手(23)とペアを組み、そこから快進撃が始まった。

ウィンザー選手のコーチがロシアでペアの相手を探すなかで発掘されたといい、2017年10月にはオーストラリアの市民権を取得。同年に名古屋で開催された『ISUグランプリファイナル 国際フィギュアスケート競技大会』でも、ペアはジュニアで堂々金メダルに輝いていた。

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■ペアを組んでいた選手は…

ウィンザー選手はこのたびの訃報に、「カティア(ニックネーム)のあまりにも悲しい、突然の死に私はひどく打ちのめされ、苦しみと闘っています。今の自分の気持ちをうまく言葉で表現することができません」と述べている。

アレクサンドロフスカヤ選手とふたり一緒に築き上げたもの、達成したものを決して忘れることはないと誓うウィンザー選手。「あなたは常に僕の私の心のなかに居続けることでしょう。カティア、どうか安らかに眠ってください」と結んでいる。


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■心身両面でトラブルか

次期五輪でもペアでメダルを狙い、将来的にはファンタジックなショーへの出演も期待されていたアレクサンドロフスカヤ選手。

だがロシアのメディア『Izvestiu』によれば、彼女は昨年から体調面でトラブルを抱えるようになり、今年2月にはウィンザー選手とのペアを解消。さまざまな絶望感と闘っていたことを伝えている。

その体調面のトラブルは選手生命の終わりを意味するほど深刻なものなのか、また私生活で何か恋愛上のトラブルがあったのか、さまざまな真実が今後明らかになるだろうという。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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